脳の病気まるわかり

脳の大まかな解剖

脳は、大きく分けて大脳、間脳、脳幹、小脳に分けられます。大脳は、大脳皮質・辺縁系・基底核に分けられます。大脳皮質は前頭葉・側頭葉・頭頂葉・後頭葉に分けられます。前頭葉はおでこの裏から頭の前半部分を占める大きな部分です。側頭葉は耳の上あたりの脳です。頭頂葉は、頭のてっぺんのあたり、やや後ろの方になります。後頭葉は頭の最も後ろの部分の比較的小さな脳にの部分になります。この4つの部分には見た目には境界がありません。それぞれの機能や役割はある程度異なったものになります。脳の大きな溝などによって定義づけがなされています。

大脳は、人間や猿などでとくに発達しています。大脳は思考や感情の脳と言えます。

小脳は、大脳の働きを補助し、微調整する脳です。わかりやすいのは、運動機能に関してです。人間や動物が立ったり歩いたり、そして自転車にのったりするときにふらつかないのは小脳の働きによるものです。字を書いたり箸を使ったりするときに難なくできるのも小脳がバランスを保つ働きをしているからです。小脳に大きな病変を持っている患者さんでは、体のバランスをとることがうまくできなくなり、手指の細かい動きが苦手になります。

脳幹は、生命中枢であり、意識の維持にも大きくかかわっています。また、大脳と小脳、そして手足の間で情報伝達を行う時に必ず通る通路でもあります。その他、脳幹には聴覚、眼球運動、顔面の運動・感覚、嚥下に関わる重要な脳の核(中枢)が狭い範囲にぎっしりと詰まっています。