脳の病気まるわかり

頭蓋内の3つの部屋

3つの部屋

 

 

頭蓋骨の中には、脳を入れる3つの部屋があります。この部屋の仕切りは、硬膜という分厚い膜で出来ています。硬膜は、脳と脊髄全体を覆っている膜です。頭蓋骨の中では、この硬膜が脳を覆っているだけではなく、大脳と小脳、そして右の大脳と左の大脳との仕切りになっています。

 

右脳と左脳を分けているのが、大脳鎌という組織です。大脳鎌には大きな欠損があり、完全に右脳と左脳が隔てられているわけではありません。その部分には右脳と左脳を結ぶいくつかの大事な線維(脳梁など)が走っています。

 

大脳と小脳とを隔てている膜は、小脳テント(小脳天幕)と呼ばれています。小脳テントにも穴があり、この穴を脳幹が通り、大脳-小脳-脊髄を結んでいます。そして、この小脳テントのあたりに位置するのは中脳と呼ばれる組織です。小脳と脳幹が入っているこの部屋を、後頭蓋窩と呼びます。

 

補足として、脳幹が脊髄に続く出口を大後頭孔と呼びます。

 

この3つの部屋は、それぞれの脳の支持組織ではありますが、脳に何か病変ができた時には脳ヘルニアを引き起こす原因となり、生命の維持に関わってきます。