脳の病気まるわかり

頭痛・片頭痛

 

脳神経外科医にとって最も関わりの深い症状の一つとして、頭痛が挙げられます。

 

頭痛持ちの人は非常に多く、皆さん自身、もしくは皆さんの周りにも頭痛持ちの患者さんは必ずいらっしゃると思いますが、実際、わが国には3000万人程度の頭痛持ちの方がいらっしゃると言われています。

頭痛持ちの患者さんはこれほど多いのですが、この中から重大な病気の徴候としての頭痛を見抜くことがプロの脳神経外科医としての腕の見せ所です。

 

頭痛を大きく大別すると、一次性頭痛(器質性頭痛)と二次性頭痛(機能性頭痛)に分けられます。器質性病変とは、形態的に何らかの異常を来している、つまり何らかの病変により正常組織が影響を受けているということです。機能性病変の場合には、病変は認めません(形態的な異常を来していない)が、痛覚に影響を与える臓器の不調により、痛覚受容体が反応して痛みを生じるのです。

 

実は、頭痛の殆どは機能性頭痛ですが、通常、機能性頭痛では重大な病気との関連は希薄です。ですので、極論を言えば、頭痛さえ我慢できれば放置しておいても問題ないのです。代表的なものとして、片頭痛や筋緊張性頭痛などがあります。

一方、器質性頭痛の場合は、背景として頭蓋内に重篤な病気があって生じるので、放置するわけにはいきません。器質性頭痛には、くも膜下出血や脳腫瘍、髄膜炎などが含まれます。

 

 

 

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