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“ウィズ コロナ”に思う

久しぶりの投稿になります。

 

近々、当院のホームページ更新を予定していますので、投稿を控えておりました。

 

しかし、福岡県の新型コロナウイルス新規感染者数が16名と増加しており、また東京でも300名近い新規感染者数が出た状況ですので、看過できないと考え、久しぶりに持論を展開させていただきます。

 

新型コロナウイルスは第2波に突入しました。これは、多分に人間の行動の結果でもあります。ウイルスを完全に抑制できないうちに行動制限を緩和すれば、必ずウイルスは再燃します。

 

そして、ウイルスを完全に抑制できないと諦めているからこそ生まれる言葉が、”ウィズ コロナ”という言葉です。最近、流行しているこの言葉は、「ウイルスは完全に抑制できないものだから、うまく共存しよう」というキャンペーンです。

 

 

さて、ウイルスも人間や動物と同じで、その性質は変化を繰り返しています。性質には個体差もあります。ウイルスの場合、感染した生物の体内で増殖しますが、その過程で変異を繰り返しています。ウイルスの感染特性として重要なものに、感染力の強さ(人から人へ移る能力)と、毒性の強さ(重症化させる能力)が挙げられます。新型コロナウイルスの場合、感染力は非常に強いと言っていいと思います。重症化する患者さんの割合も決して低くないので、毒性も強いと考えますが、毒性については各地域で流行している株により違いがあります。毒性の強いウイルスとそこまで強くないウイルスが混在していると考えています。

 

ウイルスは、流行期には次から次へと増殖し、その間に変異を繰り返します。次々に人から人へと感染を繰り返している間は、早いサイクルで変異を繰り返します。変異には、弱毒化する場合もあれば、強毒化する場合もあります。

 

強毒化したウイルスは人を死に至らしめます。ウイルスは、生きた生物の体内のみで繁殖できるので、宿主の生命が途絶えると間もなく死滅します(もしくはむろん、人を火葬すれば、消滅します)。従って、強毒ウイルスは宿主(人)が死んでしまう前に他の個体(人間)へ移らなければ消滅してしまいます(感染)。次から次へと感染し続けなければならないのです。感染が流行している状況では、強毒ウイルスは隆盛を極めますが、感染の勢いが衰えると、行く先を失った強毒ウイルスは次第に減少し、徐々に趨勢は衰退していきます。

 

一方、弱毒ウイルスは人を殺すまでに至らずに風邪のような症状や不顕性感染(無症状の感染)を繰り返します。人が死に至ることは少なく、一般の風邪のように気づかないうちに人から人へ移ります。(新型以外も含む一般の)弱毒のコロナウイルスはいわゆる風邪の原因の一つでもあり、容易に根絶させられるものでもありませんが、生命の脅威へとはなりませんので、ウイルスと人間の共存の道を歩むことになります。

 

強毒ウイルスを減らし、弱毒ウイルスのみの世界へと変化をもたらすには、感染の連鎖を食い止めることが重要なのです。そして、いずれ我々の向かう将来は、弱毒株コロナウイルスと共存していく世界です。

 

都市閉鎖、自主隔離、移動の制限、これらの意図するところは、究極的には、新型コロナウイルスのうち、強毒ウイルスの感染を防いで弱毒ウイルスへの置換を狙う意味もあります。

 

 

その昔、SARS、MERS、新型インフルエンザウイルス、そのまた昔にはスペイン風邪など、いろいろな新型ウイルスが出現してきましたが、これらはいずれも一時的に猛威を振るったのち、落ち着きました。

 

何が起こったのでしょうか。

 

それは、ウイルスが最終的に弱毒化して、人間と共存できる状態になったのです。

 

新型コロナウイルス(COVID-19)についても例外ではないと考えます。(少し残酷な言い方にはなりますが)将来的には、人間と共存できるウイルス、ウイルスと共存できる人間だけが残るのです。

 

そのためには、強毒ウイルスの繁栄を防がなければなりません。つまり、感染の連鎖を食い止めること。引いては、人間同士の接触を制限することに他なりません。本邦でも、4月から5月にかけて一旦、新型コロナウイルスの制圧に成功しかけました。

 

 

個人的には、当時のウイルス抑制にかける時間(自粛期間)が不十分だったと思っています。まだウイルスがくすぶっている間に制限を解除したことが現在に繋がっています。火事をイメージして頂けるとわかりやすいと思います。火事は、ボヤの間に食い止めると我々でも消火器で簡単に消せる可能性があります。燃え盛り始めると消火は困難です。数軒の家に燃え広がった火事、森林火災を消火するのはとてつもなく困難で、時間がかかります。ウイルスも同じようなものです。ボヤの間に食い止めると消火(流行の終息)までの道のりは速いのです。世界には、ウイルスがほぼ流行していない地域が幾つかあります。中国は不明ですが、台湾、ベトナム、ニュージーランドなどはそのような国の例です。こうした国は徹底的なウイルス対策を行った結果、ウイルスの拡大を制御し得たのです。

 

 

”ウィズ コロナ”の言葉に戻りますが、我々に与えられた選択肢は、2つです。

① 経済活動の継続を優先して、ウイルス感染と共存しながらも、犠牲者が出るのは厭わない生活。

② 感染が拡大しない早期に自粛生活を積極的に行い、極力短期で、(強毒株)ウイルスが”ほぼゼロ”の生活を実現する。

 

ここでいう自粛生活は、特に県をまたぐ移動、都市圏をまたぐ移動、そして夜の活動、集団での飲食などを控えることです。健康のためのウォーキングやジョギング、最低限の買い物や通院、配慮のある職場環境での仕事までを制限することではありません。

”ほぼゼロ”というのは、まさしくその言葉の通りで、東京でも感染者が1桁以下の状態を指します。それくらいまで我慢すれば、国内のウイルス感染をコントロールできる状態、つまり”ウィズアウト コロナ”を目指せないことはないと思っています。

 

なお、①を選択した場合、ウイルス感染の拡大が極限まで大きくなってから結局、自粛を強いられることになると、事態は長期化するばかりなのです。

 

 

当院では、新型コロナウイルス抗体検査も行っておりますので、ご関心のある方は当院までお問い合わせ下さい。

 

検査料金 : 3,500円(税別)

 

※ 当院受診歴のない方は、別途初診料としてて2,000円(税別)を頂いております。

2020年07月17日
当院におけるコロナウイルス感染防止策について

当院では、新型コロナウイルス感染防止策として、以下のような取り組みを行っています。

 

 

入り口や窓を開放し、適切に換気を行っています。少し肌寒く感じられるかもしれませんが、ご了承ください。

・全スタッフはサージカルマスクを着用、また場合によりフェイスガード、ゴーグル、手袋、ガウン、キャップを着用します。

・ご来院の患者様には、マスクの着用と、手指消毒をお願いしています。

・新型コロナウイルス対策として、一時的に待合室の書物・雑誌は撤去しています。

ドアノブ蛇口ハンドルなど、多くの人が触る部位を定期的に消毒しています。

・患者様の待ち時間が極力短くなるように対策を取っています。

院外やお車でお待ちになることを推奨しています。

・該当する患者様には、オンライン診療(電話再診)での受診をお勧めしています(下の記事をご覧ください)。

 

 

当院では、新患の方や検査のある患者様が安心して受診できる環境づくりに努めております

ご協力のほど宜しくお願い致します。

 

 

2020年04月13日
電話再診・初診について(臨時措置): 緊急事態宣言を受けて

新型コロナウイルスの流行、また、昨夜の緊急事態宣言を受けて、受診をためらわれている方がいらっしゃると思います。

当院では、国の方針を受けて当面、電話再診の希望にできるだけ応えたいと思います。

当院での電話再診には、オンライン診療システム”curon(クロン)”を用いますので、受診者の皆様はご準備をお願いします。

※ スマホをお持ちでない方は個別に対応を検討します。当院までご連絡ください(☎092‐707-5345)

 

 

ビデオ電話初診・再診(オンライン診療)を受けられる方へ

 

電話再診は飽くまで、新型コロナウイルスの流行を受けての国の定めた臨時的な期間限定の取り扱いです。

国の定めた期間が終了すれば、この形式の電話再診は原則として受けられませんので、ご了承ください。

当院で対象とする方は、当院に定期的な(毎月)受診歴のある慢性疾患等の患者様への継続処方に限ります

 

4月13日以降、新患を含む全ての患者様に対するオンライン診療が一時的に可能になっております。但し、オンライン診療での処方日数には制限があります。

 ・定期受診の方

     当院で治療したことのある病気:最長30日まで

     当院で治療したことのない病気:最長7日まで

 ・初めて受診される方

     前の医療機関からの紹介状がある場合:最長30日まで

     紹介状がない場合:最長7日まで

また、病状によってはオンライン診療のみでは処方できないこともあることをご了承ください。

 

 

※ 特例終了後のオンライン診療の継続について

コロナウイルスに対する特例の終了後にもオンライン診療を継続できるかどうかは、治療中の疾患と通院状況によります。オンライン診療の長期継続をご希望の方は、当院まで直接お問い合わせください。

 

 

 
curon(クロン)の利用に際して、以下の条件があります。

・iphoneかAndroidのスマートフォンをお持ちの方。

・クレジットカード(VISA/MasterCard/JCB/AMEX/Diners)をお持ちの方。

 

        クロン

 

 

事前準備

 

インストール

・オンライン診療システムに用いるアプリcuron(クロン)をスマートフォンにインストールしてください。

     遠隔診療ツールCuronのアプリのダウンロードはこちらから

・curon(クロン)を開き、「新規登録」画面にて、メールアドレス・パスワードを入力して、登録してください。

・ご登録いただいたメールアドレスに、確認メールが届きます(@curon.coからのメールを受信できるように設定をお願いします)。

 

登録

・curon(クロン)を開き、ログインしてください。

・「医療機関一覧」画面の「+医療機関を追加」を押します。当院の医療機関コード(当院へお電話でご確認下さい)を入力して、当院を登録してください。

・「同意書」画面に進みますので、利用規約をお読みいただき、「同意する」を押します。

・「プロフィール登録」画面にて、必要項目を登録してください。

・クレジットカード決済になりますので、クレジットカードを登録してください。

・当院の方で、登録認可の手続きを行います。

 

 

 

診療までの流れ

 

診察受付

・認可を受けたら、「医療機関一覧」から当院を選び、チャット画面の一番下「診療に進む」を押し(、上の手続きでクレジットカード登録を済ませていない方は登録し)問診内容を記入し、保険証の登録をお願いします。

・登録を終えたら当院へお電話ください(何時ごろにお電話<診察>があるかをお知らせします)。

 

 

 

診察

 

・お時間になりましたら、当院からの貴方のcuron(クロン)への着信をお待ちください(着信音は鳴りません;アプリを開いてお待ちください)。

・着信があれば電話に出ていただき、テレビ電話が始まります。必ずご本人様とテレビ電話で対面の上、対面診察と同様に最近の調子についてお話しください。

処方内容を確認します。

・処方箋・お薬の受け取り方法をお知らせください。

 ① 薬局から薬を自宅に届けてもらう(対応できる薬局の場合)。

 ② 処方箋をご自宅に郵送する(送料84円)。

 ③ 処方箋を当院へ取りに来る。

※ ご希望があれば、処方箋をご指定の薬局にFAX致します。

・お支払いは自動決済で、curon(クロン)にて支払い内容、処方を確認することができます。

※ お約束の時間に当方からのcuron(クロン)通話にお出になられない場合は、当方から貴方の携帯電話番号に連絡します。

 

 

診療後

 

・ご指定の受け取り方法により、お薬もしくは処方箋を受け取ってください

・処方箋の原本は、必ず薬局にお持ちください。

 

 

注意事項

 

システム導入直後は混乱が予想されます。うまくいかなかったり、手間取ったりすることがあることを必ずご了承ください。
診療費とは別に処方箋送料(84円)のほか、システム利用料として診療毎に別途900円+消費税(当院へ通話料等 600円、システム会社へシステム利用料 300円)がかかります。

保険診療の医療費については、対象疾患によって安くなる場合があります。窓口までお尋ねください。

システムについて、ご不明の点がある場合、下記のサポートセンターにお尋ねください(curonサポートセンター)。

 電話  : 0120-054-960(平日10:00~19:00)

 メール : support@curon.co

 

オンライン診療クロンのホームページもご参照ください。

2020年04月08日
コロナウイルス感染予防のためにできること

新型コロナウイルス感染予防のため、一人一人ができることをまとめてみました。

 

家でできること

・家庭内の換気をまめに行うこと。

・外出から帰ったら手洗い、うがいを行う。

・手洗いには石鹸を用いる。

・帰宅後、手洗いうがいの後、気になる方はシャワーを浴びて、服を替えましょう。

・15分毎にうがい(飲水)を行う。

・家族みんなが触るところをアルコールなどで消毒すること。

・部屋の湿度を50~60%に保つこと。

・不用意に顔を触らないこと。

・できることなら、タオルを共有しない方がいいです。

・食べ物も、大皿で皆で取り合うよりも、各自に取り分けておいた方がいいです。

 

職場や施設、集合住宅でできること

・手摺りなどには不用意に触れない。

・エレベーターのボタンやドアノブ、手摺りなどをアルコールや次亜塩素酸ナトリウムで拭く。

・ロビーなどの換気をよくする。

・(可能なら)在宅勤務に切り替えること。

・その他、家でできることと同様のこと。

 

外出時にできること

・人が沢山いるところに行かない。

・賑わっている飲食店に行かない。

・ビュッフェ形式の飲食店は避ける。

・混雑する時間帯の電車やバスを避ける。

・電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなどに触れるのは極力避ける。

・なるべく全員がマスクを装着する。

・できれば眼鏡やサングラスをかける。

・同居家族以外とのキスや抱擁をしない。

・各自の箸で食事をとりわけることをしない。

・不用意に顔を触らないこと。

・周囲の人とは1.5~2m程度の距離を保つ。

 

控えたほうがいいこと

・バーやナイトクラブ、カラオケボックス、麻雀などの密閉された空間に行くこと。

・パチンコなど、不特定多数の人が長時間滞在する空間を避けること。

・大規模イベントに参加すること。

・集会に参加すること。

・家族以外のグループでレストランや居酒屋などに行くこと。

 

行ってもいいこと

・屋外での運動(ウォーキングやジョギングなど)。

・徒歩(人の多いところをなるべく回避)、自転車、バイク、車での外出。

・日用品、生活必需品の買い物(人が多いところを避ける)。

・通院(毎日の薬をもらいに行くこと、調子が悪いときに診てもらうこと)。

※ 風邪の症状の時には、軽ければ家で大人しくしておきましょう。症状が強いときは、発熱と咳があれば帰国者・接触者相談センターへ相談後、状況次第では近くの内科・小児科に電話で問い合わせしてから受診しましょう。

 

2020年03月31日
新型コロナウイルスに関して

最近は、ニュースを見ても新型コロナウイルスの話題ばかりです。

欧米ではこの1週間で患者数が爆発的に増加しています。

本邦では、国民一人一人の注意もあり、幸いにも諸外国と比して患者数の増加は緩やかなペースにとどまっています。

最近は、福岡でも美術館や博物館、図書館なども再開され、4月には学校も再開する見込みです。また、国民の皆様もこの自粛ムードに飽き飽きとしている印象を受けます。

ただ、これから自粛ムードにほころびが生じると、本邦も諸外国と比べて例外ではなく、患者数が爆発的に増加する危険があります。

本邦ではクルーズ船を除く感染者数が1000人を超えたばかりですが、死亡数は30名台です。しばしば、本邦では検査数の少なさが問題点として指摘を受けていますが、国際的な死亡率と日本の医療レベルを考慮すると、本邦での新型コロナウイルス関連死亡率は概ね1%程度ではないでしょうか。そうすると本邦には不顕性感染を含め3000程度の感染者がいてもおかしくありません。

皆さんこれからまだまだ正念場です。不要不急の人の多いところへの外出は避け、大規模イベントへの参加は今しばらく控えたほうがいいでしょう。歓送迎会シーズンですが、注意してください。残念ながら、皆で集まっての花見も今しばらくは自粛をお勧めします。

これまでと同様の自粛生活をしばらく続ける覚悟で頑張りましょう。

2020年03月22日
福岡Epilepsy Conference

本日、福岡Epilepsy Conferenceに参加してきました。

冒頭のセッションのパネリスト、コメンテーターとして症例解説を述べさせて頂きました。

その後のセッションでは、珍しい症例提示、また最後のセッションでは今年度いっぱいで定年される私のメンターである森岡先生の講演を拝聴しました。

有意義な時間を過ごさせていただきました。

2020年01月22日
新たな片頭痛薬

片頭痛は、三叉神経末端の刺激に反応してカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)が分泌され、血管が拡張して起こるとされています。このため、片頭痛の頭痛発作に対してカルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体の拮抗薬が有効ではないかとする研究が進んでいます。三叉神経は顔面や脳周囲の硬膜・血管周囲などに分布する感覚神経です。

 

アメリカの一流医療機関Mayo ClinicのDodick氏らは、新たなCGRP受容体拮抗薬の研究成果について一流医学誌New England Journal of Medicine(2019;381, 2230-41)に発表しました。これによると、1327例を対象にubrogepantという薬剤(CGRP受容体拮抗薬)を使用した群とそうでない群を無作為に割り付けし比較したところ、服用から2時間後に有意差をもって頭痛の改善が得られたということです。

 

これまで、いくつかのCGRP受容体拮抗薬の効果が証明されてきましたが、副作用などのため開発中止に至ってしまいました。今回のubrogepantを含むCGRP受容体拮抗薬に、現在主流の片頭痛製剤である”トリプタン製剤”を超える効果が期待できるのか、まだわかりませんが、このようなCGRP受容体拮抗薬の上市が遠くない将来に期待できるのではないでしょうか。

 

トリプタン製剤が効かない方には楽しみですね。

2020年01月14日
食物繊維と全粒穀物で病気になりにくい?

 食物繊維、全粒穀物(精白などの処理で、糠となる果皮、種皮、胚、胚乳表層部といった部位を除去していない穀物、例えば玄米や全粒粉パンなど)を多く摂取することで、非感染性疾患(脳卒中を含む心血管疾患、がん、糖尿病、慢性呼吸器疾患)になるリスクが下がるという研究が発表されました。

 

 これによると、185件の過去の前向き研究と、58件のランダム化比較試験を対象として解析が行われました。食物繊維の摂取量が最も多い群では最も少ない群と比べて全死亡率、心血管関連死亡率、冠動脈疾患発症率、脳卒中発生率・死亡率、2型糖尿病発症率、大腸がん発症率が15-31%低下するという結果でした。なお、リスク低減効果は食物繊維を1日当たり25-29g摂取すると最大となりました。全粒穀物の摂取でも同様の傾向でした。

 

 食物繊維の摂取および全粒穀物の摂取により糖分の吸収が緩やかになり、メタボリック症候群を発症しにくくなることが知られていますが、これは様々な病気に対する予防にもつながるようです。

 

 日本では、1日当たり350gの野菜摂取が勧められています。健康のために、野菜や海藻類の摂取量を増やし、また白米や通常のパン、うどんなどを減らし、玄米や全粒粉パン、そばを多く取り入れるようにしましょう。

 

出典:Reynolds A et al. Carbohydrate quality and human health: a series of systematic reviews and meta-analyses. Lancet. 2019;393:434-445. 

2020年01月08日
新年のご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。

 

 子年、オリンピックイヤーですね。今年もいろいろな胸を躍らせるような出来事、感動するような出来事が待ち受けているのではないでしょうか。

 

 新年の診療は4日土曜日からとなっております。年末年始に頭痛やめまい、手足のしびれやけいれんで辛い状態の方には大変ご不便をお掛けしております。

 

 今年もはしぐち脳神経クリニックをよろしくお願いいたします。

2020年01月02日
中性脂肪を下げる意義

 イコサペント酸エチル(EPA)の高純度製剤(EPA製剤)による中性脂肪の低下は、心血管疾患を抑制するというデータがあります(Bhatt D, N Engl J Med 380(1), 2019)。

 

 高コレステロール血症に対してスタチン内服中ながらも中性脂肪が高値の患者8179例を対象に、EPA製剤を4g/日投与したところ、追跡期間中央値4.9年で、虚血性イベント(心血管死または非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中など)の発生率はイコサペント酸エチル群17.2%、プラセボ群22.0%と、EPA内服群の方が有意に低いことが示されています。

 

 LDL-コレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)以外の心血管障害リスク因子として、レムナントリポ蛋白コレステロールやsmall dense LDLなどがあり、またHDL-コレステロール(善玉コレステロール)の低下などがありますが、これらのリポ蛋白代謝異常を反映しているのが中性脂肪の高値です。

 

 中性脂肪に関しては、現時点では空腹時で150mg/dL以上、非空腹時で175mg/dL以上で高値とされています。

 

 中性脂肪は、LDL-コレステロールと比べて疎かにされがちです。上記の研究で使用された4g/日はかなり多い量ですが、中性脂肪高値の方は心血管疾患抑制のためにEPAを内服するのが望ましいということが示唆されます。

 

 なお、EPAは青魚(サバ、サンマ、アジ、マグロなど)に含まれているので、こうした青魚を積極的に摂取することが望まれます。

 

2019年12月29日
”自動症”という発作

 自動症とは、てんかんの発作の時に生じる症状の一つです。

 

 ある時突然、言葉や動作が止まり、ぼんやりとした表情になります。周囲が話しかけても返事がないか、もしくは脈絡のない同じ言葉を繰り返すようになります。通常は30秒から、長くても1‐2分で元の状態に戻ります。

 自動症は主に、大脳の側頭葉に由来する発作や、欠神発作というてんかん発作の時に見られます。

 側頭葉てんかんは、手や口の自動症(手をもぞもぞと動かし、衣服をまさぐったりする、口をペチャペチャしたり、下を鳴らしたりする)、一点凝視(うつろな目で遠くを見る感じ)などを特徴とするてんかんです。その間、意識はあるように見えますが、実際にはその間の記憶はありません。意識減損発作という状態になります。

 

 前頭葉の発作でも自動症を伴うことがあります。前頭葉の場合、動きがよりダイナミックになり、手や足を素早く大きく動かすような動作になり、例えば自転車をこぐような足の動きをしたりします。

 

 欠神発作は、主に学童期に見られる発作で、何かをしている時に突然動作が止まり、数十秒でハッと元に戻ります。その間、呼びかけにも反応しません。症状のみでは側頭葉てんかんとの区別が難しいこともありますが、脳波検査をすれば、典型的な3 Hz spike & waveという波形を認めます。

2019年12月20日
脳梗塞後のコレステロール値の管理は大切

脳梗塞を起こした患者さんの高コレステロール血症管理について、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を70mg/dL未満にコントロールすると、脳梗塞、心筋梗塞などの再発率が下がるという結果が、フランスのグループより発表されました。

 

この結果は、一流医学誌New England Journal of Medicine(オンライン版, 2019.11)に掲載されました。

 

これによると、発症3か月以内の脳梗塞、もしくは15日以内の一過性脳虚血発作群を、LDLコレステロールを90-110mg/dLに下げる群と、70mg/dL未満に協力に下げる群の2群に、ランダムに割り付けて比較したところ、後者の方が有意差を持って「脳卒中、心筋梗塞、狭心症など」のリスクが低い結果となっています。

 

少なくとも脳梗塞治療を受けた方では、コレステロールを強力に下げる方がやはり良いということが示唆されます。

2019年12月15日
講演会-睡眠薬や抗不安薬の適切な使い方-

睡眠薬や抗不安薬(いわゆるベンゾジアゼピン系と呼ばれます)の使い方に関する研修会に出席してきました。

 

睡眠不足や睡眠過多はどちらも健康にとってよくないというデータがあるのですが、いわゆるベンゾジアゼピン系の薬の弊害が近年、ますます強調されるようになってきています。

一つには、依存性があるということ、また認知機能を下げる可能性があるということなども問題視されています。

 

眠れないことも望ましくないことですが、薬と上手に向き合うようにしなければなりませんし、他の機序の不眠治療薬を上手に用いることも重要です。

不眠でお困りの方は、専門の医療機関で相談されることをお勧めします。

2019年12月10日
慢性便秘

慢性便秘の研究会に参加しました。

便秘の勉強に行きましたが、パーキンソン病や糖尿病と便秘の深い関係について話を伺い、意外な展開でした。

パーキンソン病の前駆症状に嗅覚低下のほか、便秘があります。消化器内科の立場からのパーキンソン病と便秘との関係について貴重な話を伺うことができました。

なお、刺激性下剤の乱用には注意が必要です。

2019年11月28日
研究会ーメンタルヘルスー

研究会に参加して参りました。

「プライマリーケア医のためのメンタルヘルスケア」という会で、原田剛志先生のお話を拝聴して参りました。

ベンゾジアゼピン系薬剤の利点、欠点、抗うつ剤の使い方から、うつ病や発達障害に関する見方、対応の仕方まで、幅広いお話を伺うことができ、脳神経外科医とは異なる視点からいろいろと学ぶことがありました。

今後の臨床に生かしたいと思っています。

2019年11月18日
研究会(レビー小体型認知症)

レビー小体たが認知症に関する研究会「DLBセミナーin Hakata」に行ってまいりました。

診断から、幻視への対処の仕方まで、幅広い内容について、改めて再認識できるよい機会になりました。

レビー小体型認知症は、認知症の中でもアルツハイマー型認知症、脳血管型認知症に次いで多いものです。

気になることがある方はご相談ください。

2019年10月19日
スマホ脳過労

皆様、スマホ脳過労という言葉を耳にされたことはありますか。

 

別名、オーバーフロー脳、もしくはデジタル認知症と呼ばれることもある様です。

 

つまり、デジタル機器の発達により、生じた脳の機能的な混乱にともなう諸症状を言います。

デジタル機器の発達により、人はこれまで覚えておく必要のあった漢字や電話番号を覚えなくて済むようになった一方、SNSやインターネットを開くと必ずしも生活に必要ではない情報が溢れています。脳に情報が溢れて混乱することも一因になります。

脳に必要な情報のみをインプットし、また脳に入った情報を整理する時間、脳の状態をリセットする時間も必要です。

 

先日、KBCテレビ「アサデス」の方からこの件に関して取材があり、10月7日の番組内で大きく取り上げられました。

 

最近は、40代以下の若い方の受診も多くなっています。もの忘れの心配な方は相談に来てください。

 

2019年10月08日
研究会講演

昨日は、Epilepsy Education Seminar in 七隈」で、講演の機会を頂きました。

てんかん診療に携わる病院、診療所の医師の皆様を対象に、クリニックの立場からのてんかん診療について30分の講演をさせて頂きました。

私自身、てんかん診療について振り返る良い機会になったと同時に、他の2名の演者の話も大変刺激になりました。

てんかんの診断には発作の状況の把握と脳波所見が極めて重要です。心配のある方、疑問のある方はお越しください。

2019年10月08日
研究会で講演させていただきました。

9月27日、福岡市内で小児てんかん診療に関わる先生方を中心にお集まりいただき、講演する機会を頂きました(福岡西部てんかん連携セミナー)。

主なテーマは、「トランジション」

つまり小児科の患者さんが小児科から成人科へ移行する際に直面する諸問題とその解決策についてお話しさせていただきました。

当院も、様々な問題を乗り越えて、トランジションの患者さんに安心してお越しいただける施設を目指して改善に取り組んでいます。

 

2019年09月28日
抗不安薬に関するセミナー

「プライマリケア医のためのメンタルヘルスセミナー」に参加して参りました。

主に、抗不安薬、抗うつ薬の使い方についての話です。

抗不安薬とは、いわゆる「ベンゾジアゼピン系」と呼ばれる薬です。こうした薬剤には、不安をとる薬や睡眠導入剤などが含まれます。

こうした薬には不眠、不安感、頭痛、めまいといった諸症状に対して時に非常に大きな効果がありますが、一方で依存性の問題があります。適正使用ということが重要になってまいります。

2019年09月12日
第32回てんかん総合講座

第32回てんかん総合口座(てんかん協会主催)で公演させていただきました。

久し振りに手術関連のお話をさせて頂きました。

沢山の方に聴いていただき、ありがとうございました。

てんかんについて、薬による治療や手術も含め、ご相談のある方は、どうぞご来院ください。

2019年08月12日
パーキンソン病治療に関する講演会

8月3日、大阪で開催されたパーキンソン病の薬物治療に関する講演会に参加して参りました。

パーキンソン病に関しては、レボドパ製剤を柱として、ドーパミンの代謝に関わる薬など沢山の種類の薬が販売されていますが、その使用法のおさらいという意味でも大変いい機会になりました。

パーキンソン病の診療に関するガイドラインが改訂され、新薬も増えています。

 

大学病院勤務時代にはパーキンソン病進行症例に対する沢山の手術に関わってきましたが、現在は、主にパーキンソン病の初期診断を担う立場となり、診療に努めております。

 

ご相談があれば受診をお待ちしております。

2019年08月04日
第32回てんかん総合講座のお知らせ

皆さんこんにちは。

 

8月10日に開催される第32回てんかん総合講座(日本てんかん協会福岡支部主催)で、てんかん外科治療について講演します。

ご興味のある方はご参加ください。

 

https://plaza.rakuten.co.jp/namifukuoka/diary/20190703/

(外部リンクです)

 

2019年07月28日
第9回福岡epilepsy conference

てんかん研究会に参加してきました。

この会は、私が九大病院勤務時代に企画した会です。

今回は、症例提示に対するコメンテーターとして話をさせて頂きました。

福岡のてんかん診療レベルの向上に繋がれば何よりです。

2019年07月25日
Clinical Dementia Forum

第14回 Clinical Dementia Forumに参加してきました。

 

2演題のうち1つ目は、北九州で開業していらっしゃる先生から「認知症と睡眠障害」についてのお話を拝聴しました。普段から患者さんにはお話ししていることですが、「睡眠時間は短すぎても長すぎてもいけない」、かといって「一般的な睡眠導入剤(ベンゾジアゼピン系)を飲むと認知症発症のリスクが高まる」というジレンマがあります。このジレンマを解消するためのコツは、他の睡眠の質を改善する薬をうまく使うことです。

なお、座長は、私の大学時代の部活の後輩である、九州大学精神科講師の小原先生でした。彼の活躍も目覚ましいものです。

 

2つ目の演題は、大阪大学精神科教授の池田学先生から、「前頭側頭型認知症の症候学」についてでした。行動異常で発症するタイプの特殊な認知症なので、脳神経外科を受診されるよりも精神科を受診されるケースの方が多いかもしれませんが、ポイントを理解すると診断は難しくないと思います。

 

九大病院とも連携して認知症を診ております。

物忘れが気になる方や、そのご家族の方は、当院までお問い合わせください。

2019年07月11日
研究会に行ってきました~トータルケアを考慮した糖尿病治療~

昨日、市内で開催された、「トータルケアを考慮した糖尿病治療」というタイトルの研究会に参加してきました。

 

糖尿病について、骨粗しょう症、腎機能、心房細動との関連も含め多角的に幅広い視点から、4人の演者の先生からお話を賜りました。

 

最後は、普段の栄養管理に関する話でした。極端な糖質制限ダイエットなどを推奨する方もいらっしゃいますが、かなりストイックな方でない限り、持続は困難だと思います。持続可能なダイエットを行うことこそ、重要かと思われます。一つの栄養素を極端に絞ることよりも、バランスよく脂質も糖質も制限するのが良いようです。

 

受診された方には、個々人に合った食事の摂り方を私なりにご提案させていただきます。

2019年06月28日
ApoE遺伝子検査

日本における認知症の過半を占めるとされているのが、アルツハイマー型認知症です。アルツハイマー型認知症はアミロイドベータペプチドという老廃物が脳内に蓄積し、神経細胞がダメージを受けることで発症します。

このアミロイドベータペプチドの蓄積に大きく関わっているとされているのが、アポリポ蛋白Eです。

アポリポ蛋白Eをつかさどる遺伝子は、ApoE遺伝子ですが、このApoE遺伝子には、ε(イプシロン)2、ε3、ε4があり、2つ一組で6パターンの遺伝子型を構成しています。

ε4の有無が重要で、ε4を全く持たない遺伝子型に対して、 ε4を1つないし2つ持っている遺伝子型のアルツハイマ一病発症リスクは、それぞれ約3倍ないし約12倍高くなると言われています。

しかしながら、ApoE遺伝子型にε4を持つことにより、必ずしもアルツハイマー病を発症するわけではありません。生活習慣の改善などで発症を低減することもできます。

ApoE遺伝子検査では、APOE遺伝子の型を調べて、認知症の発症リスクを推定します。

 

ApoE遺伝子検査の価格は、14,000円(税別)です。

 

 

 

 

2019年05月03日
MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査のすすめ

軽度認知障害(MCI)ってなに?

 

軽度認知障害(MCI)とは、健常者と認知症の中間の段階を指します。日常生活に支障はありませんが、そのまま過ごすと約5年でその半数以上が認知症に進行すると言われています。認知症予備軍とも言われているMCIですが、最近の研究ではMCIの段階で適切な予防や治療を行えば、認知症の発症を防ぐことや遅らせることができると分かっています。

 

認知症の中でも最も多いアルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)は、発症する約20年前から主な原因物質であるアミロイドベータペプチドが脳内に溜まり始め、認知機能が少しずつ低下していきます。

 

アルツハイマー病発症までの経緯

 

 

MCIを早期発見する「MCIスクリーニング検査」

 

アルツハイマー病はアミロイドベータペプチドという老廃物が脳に蓄積し、神経細胞を破壊することで発症します。MCIスクリーニング検査は、アルツハイマー病の前段階であるMCIのリスクをはかる血液検査です。
この検査では、アミロイドベータペプチドの排除や毒性を弱める機能を持つ血液中の3つのタンパク質を調べることで、MCIのリスクを判定します。

 

アルツハイマー病はアミロイドベータペプチドという老廃物が脳に蓄積し、神経細胞を破壊することで発症します。

 

MCIスクリーニングテストの料金(自費診療;保険診療対象外です)

 

¥18,000+TAX

 

となっております。

詳しくは窓口までお尋ねください。

2019年04月13日
世界てんかんデー

明日、3月26日は、世界てんかんデーです。

てんかんに対する理解の向上と啓発を行い、てんかんのある人の社会への受け入れを促進することを目的として世界てんかんデーが設立されました。

この日、世界各国の人が、てんかんをもつ人への応援のメッセージを込めて「紫色のもの」を身につけます。

皆さんも、てんかんを持つ人が社会で孤立しないよう、理解を深め、出会いがあれば交流を深めましょう。 

2019年03月25日
脳波懇話会

脳波懇話会に行ってまいりました。

九大、福大、山王病院などを中心に月1回で開催されているセミクローズドな脳波の勉強会です。

脳波の判読は主観的なものになりやすく、他の先生方と一緒に脳波を見る機会が乏しいため、大変勉強になります。

殊に、神経内科や精神科系の疾患の脳波の勉強にはとてもいい機会となります。

2019年03月21日
高血圧症を治療する理由

病院に行くと「血圧が高いですね。治療しましょう。」と言われることがあります。

 

「血圧が高くてもどこも悪くないのに、なぜ薬を飲まなければならないの?」と疑問に思われるかもしれません。

 

高血圧を治療する最大の理由は、血圧が高い状態を長期に渡り放置していると、血管(動脈)に高い圧力がかかり、血管の壁が傷んで詰まってしまったり、破れやすくなったりするからです。金属疲労とも似ています。コンピューターや電気製品でも同様です。無理な負担を強いると製品の寿命が短くなるのです。動脈に強い負荷がかかり続けた結果生じるのが「動脈硬化」です。動脈にかかる負担を軽くして、動脈硬化の進行を抑え、動脈の寿命が短くならないようにいたわる必要があります。

 

高血圧は、サイレントキラーと呼ばれ、症状に現れないうちに全身の血管を蝕んで、ある日突然症状を出すのです。

 

血管が痛むとどういう病気になるのでしょうか。

 

その中には、心疾患や腎機能低下なども挙げられますが、最も頻度が高く重要なのが脳卒中です。脳卒中には脳梗塞や脳出血などがあり、どちらにおいても高血圧は重要な危険因子ですが、とりわけ脳出血においては、高血圧が圧倒的に重要な原因です。

 

高血圧が気になったら、当院へご相談ください。

2019年02月27日
かかりつけ医認知症フォローアップ研修会

こんにちは!

 

医師会の主催する「かかりつけ医認知症フォローアップ研修会」に出席して参りました。

鳥取大学の脳神経内科学の和田健二先生のご講演を拝聴いたしました。

認知症治療全般について、診断から認知機能そのものに対する薬物療法、周辺症状(行動・心理症状;BPSD)に対する薬物療法、非薬物治療、そして認知症患者さんと患者さんを取り巻く方々へのアプローチについて改めて勉強する機会になりました。

学んだことを臨床に役立て、ますます患者さんのお役に立てるべく努めたいと感じました。

2019年02月15日
糖質制限食は是か非か・・・南区医師会・内科医会合同学術講演会

南区医師会・内科医会合同学術講演会に参加してまいりました。

 

糖質制限食について、興味深いテーマでした。

演者は、虎の門病院の内分泌代謝科の部長、森保道先生です。

 

結論としては、

・統計的には、一般的には糖質からのエネルギー摂取を50~55%にすると最も死亡率が低い。

・糖質制限する代わりに摂取するとすれば、動物由来ではなく、植物由来のたんぱく質。

・低カロリー・低脂肪食として、”低糖質食”もしくは”地中海食”が推奨される。

・食物繊維は重要であり、玄米や全粒粉の小麦の摂取が望ましい。

・糖質を極端に制限する方法は、一部の人で持続可能で有効だが、多くの人ではリバウンドを招く可能性あり。

・糖質制限する代わりに、たんぱく質と脂質へ置換するのが有効で持続可能な方法となりえる。

・極端な糖質制限をする場合には、主治医に相談を。

 

といった内容でした。尤もなことですが、理路整然とお話しいただきました。日頃から感じていることを整理するうえで、とても勉強になりました。

2019年02月13日
開業から最初の1年、ありがとうございますm(__)m

皆さんこんにちは!

院長の橋口です。

 

昨日を以て、開業から1年が経過しました。

最初の1年間で、2000人を超える多くの方にお越しくださいました。

これまで、新患として当クリニックを選んでくださった方、そして当院へ継続的に通院してくださった方々に支えて頂いて、最初の1年を乗り切ることが出来ました。この場を通じて御礼申し上げます。

 

これからも患者さんの訴えに耳を傾け、真摯に応えるクリニックでありたいと思います。

 

これからも、はしぐち脳神経クリニックをよろしくお願い申し上げます。

 

 

2018年10月06日
学会に参加してきました✏️

7月13日(金)14日(土)に、日本動脈硬化学会総会学術総会に参加してきました。

新幹線で学会会場の大阪まで行く途中の広島岡山周辺では、

がけ崩れによる家屋崩壊の様子が幾つもありました。

元気に仕事して勉強できる自分の置かれている環境に感謝しながら、

被災された方々に心が裂かれる思いで会場に向かいました。

 

学会では主に脂質異常症について勉強してきました。

コレステロールが高い方へ具体的な食事について提案できるよう、

さらに勉強していこうと思います。

厳しい食事制限ではなく、美味しく楽しく病気と付き合っていけるような

患者さんの気持ちに寄り添える食事指導を目指します😊

 

スタッフY.M🐍

2018年07月17日