脳の病気まるわかり

– 群発頭痛 –

 

群発頭痛とは

 

群発頭痛は、一次性頭痛に含まれます。

 

群発頭痛は、いくつかの片頭痛と類似の症状を有する頭痛です。大きく違うのは、片頭痛が若い女性に多いのに対して、群発頭痛は青壮年の男性に多くみられること、そして頭痛の起こる日が数週間も続くことです。

 

比較的稀な頭痛で、約1,000人に1人が罹患すると言われます。私自身が体験したことはありませんのでわかりませんが、私がこれまでに診察した患者さんの訴えからも、やはり痛さは尋常ではないようです。

 

片頭痛と共通しているのは、片側の痛みであること、痛みが激しいこと、セロトニン作動薬(トリプタン製剤)が有効なことがあることです(ただし、セロトニン作動薬の内服薬・点鼻薬には保険適応がありません)。即効性の高い注射薬には保険適応があります。

 

群発頭痛が起こるメカニズムとしては、脳の視床下部の機能異常や、自律神経の分布する血管周囲の異常なども考えられています。

 

 

症状の特徴は

 

人生最悪の頭痛とも称されます。発作時には、片側の目の周りや奥がえぐられるような激しい痛みに見舞われ、涙や鼻水目の充血目蓋の腫れを伴うことがあります。耳のつまった感じを伴うこともあります。

 

痛みは毎日だいたい同じ時間に始まり、3時間程度、短い場合は数十分で終わるようです。夜に多く、就寝中に起こることも少なくないです。

 

このような頭痛には季節性があるようで、春先や秋口などの季節の変わり目に見られる傾向があり、群発頭痛を持っている患者さんにおいては一旦治まってもまた季節が変わるころに始まったりもします。

 

 

治療は

 

特効薬はなく、上記のトリプタン製剤のほか、カルシウム拮抗薬(ベラパミルなど)、副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン、60-100mg/日、5日程度~漸減)、抗てんかん薬などが使用されることもあります。酸素吸入も用いられます。

 

なお、アルコールは増悪因子なので、禁酒をお勧めします。

 

 

 

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